ペットは禁止でした。
実家はペット禁止な家でした。
一軒家でしたが、子供の頃は度々おねだりするものの却下。
確か小学3年くらいに、もう分かる年齢だろうと母から聞いた話です。
私が生まれるよりも前、兄を妊娠中の頃は、猫を数匹飼っていたそうです。
ところが、猫からの雑菌?が影響し流産の可能性が高くなったらしく、苦悩の末、両親は人命を優先しました。
それまでは、「家族」として可愛がっていた愛猫ですから正に苦渋の決断だったと思います。
叔母に車を出してもらい、保健所へ向かう道中ずっとみーみー!と、いつもとは明らかに異なる鳴き声をあげていました。
いざ、保健所に着き、職員さんが来た途端、その鳴き声はピタリと止まったそうです。
本能的に分かったのか、見知らぬ他人に警戒したのかは定かではないですが…
当時の行政システムは分かりませんが、恐らく殺処分されたはずです。
「だから、家はペットは飼えないの。殺してしまったあの子たちに悪いから。」
子供ながらに理解した私は2度とペットを飼いたいとは言いませんでした。
まあ、そこから数年後、捨て猫を飼うことにはなるのですが、それはある種の償いかなとは思います。
皆様もペットを飼う前には、環境をよくよく確認して下さい。よろしくお願いします。