サタログ

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ワイとわんこの350日 前編

伯父が癌により亡くなってから9年ほど経ち…
飼っていた犬は、祖母が育てていました。

毎日の散歩は近くの知人が、ほぼボランティアで代行してくれていたんですよ。

が、夏に祖母が高齢から熱中症に掛かり、入院するも体調快復せず長期入院。そのまま施設にお世話になる事に。

わんこをどうするか?
九州の祖母宅には誰も居ないので、関西の自宅で引き取る事に。
年末にわんこ引き取りの為に一路九州へ。

車の後部座席をフラットにして、ブルーシートを敷き、おしっこシートを乗せる。

およそ14時間のドライブ。
道中、何度かドッグランに連れていき、ストレス発散させていたのですが、同様にドッグラン内にいた、年の頃は…20歳過ぎ位の、家族連れのお嬢さんがこちらに話し掛ける…

「この子可愛いですね。撫でても怒らない子ですか?」

あー…やっぱり可愛いよね、こいつ。
実はこの犬、保健所で殺処分待ちだった子で、伯父が一番不細工だった犬をもらって来たんですよ。

明らかに血統が分かる犬種や、見た目に美犬はまだ助かる見込みがあるから、一番不細工な子を、って。

当時2歳位だったらしいから、境遇から単純にひねくれて不細工に見えてたんでしょうね。

伯父、祖母の影響で、本来の可愛いらしい表情に戻っていた訳です。
引き取る頃にはすっかり老犬でしたけど。
(お嬢さんには思う存分に撫でて、もふもふして頂きました。)

12月30日深夜到着。

寝床に連れていき、餌と水をあげてから寛ぎだすまでそう時間は掛からなかったですね。

そもそも私も2年程前に1度会っただけなのに、やたらなついてくれたのは、伯父や祖母と同じ血がいくらか流れているからでしょうか…

不思議と初日から何年も住んでいるかの様に寛いでいました。

中編へつづく